高血圧放置は絶対ダメ!血圧管理は脳卒中予防の基本
みなさんこんにちは。本日は高血圧についてお話しします。
高血圧は“自覚症状がないまま進む危険な病気”です。
放置すれば動脈硬化が進行し、脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・腎不全・心不全など血管に関わるさまざまな病気の原因となります。
では血圧はどれくらいの値が正常なのでしょうか。
血圧器で測定すると、こんな感じで数値がでてきます。

縦表示でも横表示でも構いませんが、大きな数字2つが血圧です。
一番小さい数字は脈拍です。
2つの血圧の数字のうち、
高い方の値を、収縮期血圧(しゅうしゅくきけつあつ)
低い方の値を、拡張期血圧(かくちょうきけつあつ)
といいます。
世間的には、血圧というと収縮期血圧のことを指すことが多いですが、
どちらも重要です。
ではどのような値が理想的なのか。
脳卒中ガイドラインに明記されていますが、すごくざっくりというと、
・75歳未満の方や、糖尿病、腎臓病、脳卒中など持病のある方は、
130/80未満
・75歳以上の方や、脳血管の細い方は、
140/90未満
を治療目標にします。ひとまず、これを目安としてよいでしょう。
そして、収縮期血圧、拡張期血圧、できれば両方とも基準値内が理想です。
どちらか一方だけ正常でも安心はできません。高い方の値に合わせて評価・治療が必要です。
しかし現実的には管理が難しいことも多いですし、無理に下げることばかりがいいわけでもありません。
そのあたりのさじ加減は医師にご相談ください。
一つ注意ポイントですが、血圧は常に変動することが前提です。
動いたあと、ストレスのある時、興奮したときなどは当然上がりますし、病院やクリニックでの測定値も、少し緊張があるため高めにでることが多いです。
最も参考にすべき重要な値は、ご自宅で安静時に測定した血圧です。
これを家庭血圧といいます。朝起きたあと、朝食前の安静な状態で測定いただくのがおすすめです。
血圧管理は家庭血圧を参考にするため、ご自宅で測定し、血圧手帳に記録をつけていただく必要があります。
ご自宅に血圧計が無い方、まずは第一歩として、
血圧計を買ってください。
最近では手首で測定できる血圧計もありますが、腕に巻く上腕式血圧計のほうがブレが少ないのでおすすめです。
そして、もう一つ。
血圧は極端に高くなければ、頭痛になったり、体調に変化は起きません。
時々、体調がいいからと、自己判断で薬を飲まなくなってしまう患者さんがおられるのですが、血圧は、「体調」ではなく、「数字」で管理するものです。
高血圧を放置すると、知らず知らずのうちに動脈硬化を進行させ、我々の寿命を縮めてしまいます。
血圧管理は、脳神経外科医や循環器内科医など、血管の専門家にお任せするのがよいでしょう。
本日もしっかり血圧管理をしていきましょう!