AGA①|誰よりも頭皮を切った脳神経外科医が考える「頭皮の厚さ」の秘密
今では、女性が美容医療を受けることは珍しいことではなくなりました。
そして男性の間でも、同じように当たり前になりつつあるのが、
頭皮ケア・AGA(男性型脱毛症)治療です。
早い方では20代から将来の薄毛を意識し、AGA治療を始めています。
AGAは進行性のため、気になり始めた段階から対策を始めることが大切です。
さて、本日は少し変わった視点からAGAについてお話ししましょう。
私は脳神経外科医として、これまで数多くの開頭手術に携わってきました。
「頭皮を実際に切開し、その断面を繰り返し見てきた医師」
という、少し特殊な視点で頭皮とAGAについて考えてみたいと思います。
脳神経外科医は、手術で「頭皮の断面」を見ている
AGA治療は現在、美容クリニックだけでなく、多くの医療機関で行われるようになりました。
しかし、その中で実際に頭皮を切開し、頭皮の断面を直接見た経験がある医師はほとんどいないでしょう。
脳神経外科では、開頭手術を行う際に頭皮を切開します。
頭皮には非常に多くの血管が走っているため、バイポーラーや頭皮クリップなどを使用して止血しながら手術を進めます。
その際、必ず目に入ってくるのが頭皮の断面であり、その厚さや皮下組織の状態です。
髪の毛が多い方、少ない方。若い方、高齢の方。
さまざまな患者さんの手術を経験し、これでもかということ頭皮を見てきたわけですが、、頭皮にもかなり大きな個人差があることを感じます。
私自身の手術経験の中では、
✔︎髪の毛が多く、しっかりしている方は頭皮や皮下組織が厚い
✔︎髪の毛が細く、少ない方では頭皮や皮下組織が薄い
という傾向を強く感じます。
しかも、その違いはわずかなものではなく、頭皮の厚さにはかなりの個人差があります。
実際、近年の超音波を用いた研究でも、AGAのある方ではAGAのない方と比較して、頭皮全体や皮下組織が薄かったという報告があります。
頭皮の厚さや血流は、AGAの原因そのものというより、髪が育つ環境を考えるうえで興味深い要素の一つと考えるのが適切でしょう。
AGAには、医学的根拠のある治療があります
AGAについて非常に重要なのは、
「効果が科学的に確認されている治療が存在する」ということです。
日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」では、男性型脱毛症に対して、
✔︎フィナステリド内服:推奨度A
✔︎デュタステリド内服:推奨度A
✔︎ミノキシジル外用:推奨度A
とされており、いずれも強く推奨されている治療です。
つまりAGAは、「何となく育毛剤を使って様子を見る」だけではなく、医学的根拠のある治療を選択できる時代になっています。
頭皮が薄くても、できる対策はあります
頭皮の厚さ、毛髪の太さ、毛量、AGAの進行速度には大きな個人差があります。
もともとの頭皮環境を完全に変えることはできません。
しかし、「生まれつきだから何をしても意味がない」というわけでもありません。
✔︎AGAに対する内服薬や外用薬。
✔︎頭皮への刺激を抑えたシャンプー選び。
✔︎睡眠や食事などの生活習慣。
現在できる対策はいくつも存在します。
まずは現在の頭皮と毛髪の状態を確認し、医学的根拠のある方法から治療を始めることが大切です。
脳神経外科医として「頭皮を見てきた経験」から
AGA治療を行うようになった今、以前は何気なく見ていた「頭皮の違い」が無視できなくなりました。
AGA治療には、まだまだ皆さんにお伝えしたいことがあります。
✔︎フィナステリドとデュタステリドの違い。
✔︎ミノキシジルはどのように使えばよいのか
✔︎シャンプーは何を選ぶべきなのか。(※育毛シャンプーだけはやめておきましょう)
✔︎治療はいつまで続ける必要があるのか。
また別の機会にお話したいと思います。
稲沢市でAGA・薄毛についてお悩みの方は、ミライエ脳神経クリニックへお気軽にご相談ください。
いまのうちに、早い段階から対策しましょう。