いい医者の条件って?
みなさん、こんにちは。
今日は「いいお医者さんとは何か」について私見を述べます。
病院やクリニックを受診するとき、みなさんは医師にどのような資質を求めるでしょうか。
私は普段は医師として患者さんを診る立場ですが、薬を処方してもらったり、歯科にかかったりと、患者側になることもあります。
まずは、「腕がいいこと」ではないでしょうか。
他にもいろいろあります。
・優しく、人格者である
・責任感がある
・よく話をきいてくれる
・コミュニケーションが上手
など思い浮かぶと思います。
外科医ならば、
「無愛想でもいいから、とにかく手術が上手であってほしい」
と考える方もいるでしょう。
患者さんによって、医師に求めるものはさまざまです。
医師が優秀であるための要素はたくさんあるのですが、
私が医師を見極める際のポイントを一つだけ挙げるとすれば、
「相手の心理を読み取る能力に長けていること」
です。
わかりやすく言えば、「話が通じやすい医師」です。
この能力が高い医師は、患者さんが求める正しい治療を選択でき、結果として良い医療が提供できます。
それが今のところの私の結論です。
医師になっている以上、最低限の知力や思考力は持っているはずで、
大事なのは、
「なぜこの人は受診したのか」「何を不安に思っているのか」など、患者さんの心理を素早く察知できる力
です。
そのような医師は患者さんの認識のズレが起きにくく、トラブルも少ない。
結果として患者さんの満足度が高くなる。
この能力は、教科書の勉強で身につくものではありません。
いろいろな経験が必要ですが、やはり本人の資質が大きいと思います。
ベテランでも苦手な方はいますし、若い医師でもとても優秀な人はいます。
医学的に正しいことを言っていても、患者さんの気持ちとはズレてしまう場合があります。
大切なのは、相手の心理を読み取り、状況に応じた対応ができるかどうかです。
優秀な医師は、この対応がうまいです。
教科書的なアプローチではなく、患者さんごとに違ったアプローチが自然とできます。
患者さんって、ご本人が思った不安や、不満を、すべてこちらに伝えてはくれないです。遠慮して、小さな不満はたいていは我慢します。
不満やクレームを伝えることで医師との関係性をくずしたくない、という心理が働くためです。
ですから、
「患者さんが何も不満を言って来ないから不満に思っていないだろう」
という考え方は危険です。
小さな違和感に気づかず放置すると、やがて信頼を失います。
患者さんの表情や雰囲気から不安な気持ちや不信感を察したら、こちらから先に一言声をかけたほうがいいです。
「何か不安なことはないですか?」と。
患者さんの不安をこちらは理解していますよ、ということを少しでも伝えるだけで、患者さんは安心してくれます。
そんなささいな気遣いがとても重要です。
結論、私が考える「いい医者」とは、
患者さんの心理を読み取る能力に長けた医師です。
そのような先生は、話していて違和感がなくしっくりとくる。不安をおぼえず、自然と信頼できる。
私自身、そうありたいと思っています。
今日も一日、成長できますように。