愛知県稲沢市稲島東1丁目40番1

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群発頭痛

群発頭痛とは

群発頭痛は、頭痛のなかでも特に痛みが激しいとされる一次性頭痛で、「自殺頭痛」と表現されることもあるほど強烈な痛みが特徴です。片側の目の奥や側頭部に突然、焼けるような・えぐられるような激痛が生じ、じっとしていられず歩き回ってしまうほどの苦しさを訴える方も多くおられます。

頭痛は一定の期間(群発期)に集中して繰り返し起こり、その後しばらく発作が治まる(寛解期)という周期を持つのが大きな特徴です。群発期は数週間から数か月続くことが多く、その間は毎日のように激しい発作に見舞われます。頻度は高くないものの、発作の強さと周期的な繰り返しから、日常生活や仕事に深刻な支障をきたす疾患です。

群発頭痛は比較的まれな頭痛ですが、適切に診断・治療することで発作の抑制や群発期の短縮が期待できます。激しい頭痛が繰り返し起きている方は、放置せずに当院へご相談ください。

群発頭痛の主な症状

片側の目の奥が強烈に痛む

「えぐられる」「焼けつく」と表現されるほど鋭い痛みが、片側に集中して現れます。

発作は短時間でも非常に強い

15分ほどで治まることもありますが、その間の痛みは耐えがたいほど強く、突然ピークに達するのが特徴です。

同じ側に繰り返し起こる

発作は毎回同じ側に現れ、目の奥・こめかみ・額にかけて痛みが走ります。

自律神経症状を伴うことが多い

痛む側の目の充血、涙、鼻づまり、鼻水、まぶたの下がりなどが同時に起こることがあります。

夜間や明け方に起こりやすい

睡眠中に激痛で目が覚めるケースも多く、生活リズムに影響が出ることがあります。

群発期には規則的に発作が続く

1日に複数回、ほぼ同じ時間帯に発作が起こり、一定期間続くのが特徴です。

群発頭痛の原因と誘因

群発頭痛の正確な発症メカニズムはまだ完全には解明されていませんが、脳内の体内時計を司る視床下部の異常が関わっていると考えられています。発作が特定の季節や時間帯に集中しやすい点は、視床下部の関与を裏付けるひとつの根拠とされています。

発作のトリガーとして最も知られているのは飲酒です。群発期中にアルコールを摂取すると、短時間のうちに発作が誘発されることがあります。

また、強いにおい・タバコの煙・ヒスタミンを多く含む食品なども誘因になりえます。ただし、寛解期には同じことをしても発作が起きないため、誘因が作用するのは群発期に限られます。

睡眠中の発作が多い点から、睡眠時無呼吸症候群との関連を指摘する研究もあります。心当たりのある方は合わせてご相談ください。

群発頭痛の診断方法と治療法

  剤の注射または点鼻薬が発作を素早く抑えるために用いられます。市販の鎮痛薬は群発頭痛には効果が乏しいため、自己判断での対処には限界があります。

群発頭痛は症状が非常に特徴的であるため、詳しい問診によって診断できることが多い疾患です。ただし、脳腫瘍や脳血管障害など二次性頭痛との鑑別が重要なため、初診時にはMRI検査を行い、頭蓋内に別の原因がないかを確認します。

治療は急性期の発作を速やかに止める「頓挫療法」と、群発期を短縮・予防する「予防療法」に分かれます。

頓挫療法で最も効果が高いとされるのは、純酸素の吸入療法です。高流量の酸素を数分間吸入することで発作が治まる方も多く、安全性も高い治療法です。薬物療法としては、トリプタン系薬剤の注射または点鼻薬が発作を素早く抑えるために用いられます。市販の鎮痛薬は群発頭痛には効果が乏しいため、自己判断での対処には限界があります。

予防療法には、カルシウム拮抗薬などの内服薬や片頭痛と同じくCGRP関連薬が使用されます。群発期の間、発作が繰り返さないように予防薬を継続することで、群発期そのものを短くすることが目標です。当院では症状の程度や生活状況をもとに、それぞれの方に合った治療方針をご提案しますので、まずはご受診ください。

群発頭痛の予防療法とセルフケア

群発頭痛の予防において、生活上の注意として最も重要なのは群発期中の禁酒です。少量のアルコールでも発作を引き起こすことがあるため、群発期が疑われる時期はアルコールを控えることが原則になります。

喫煙も群発頭痛との関連が指摘されており、長期的な観点から禁煙が勧められます。強いにおいや過度の興奮・疲労も誘因になりうるため、群発期は生活リズムをなるべく一定に保ち、無理のない範囲で過ごすことが大切です。

発作の時間帯・持続時間・痛みの強さ・伴う症状を記録しておくと、診察時に非常に役立ちます。群発期に入ったと感じたらすぐに受診し、酸素療法や薬物療法を早めに開始することが、発作をコントロールするうえで重要です。「またいつもの頭痛か」と我慢してやり過ごさず、群発期のたびに状態を診てもらうことをお勧めします。

群発頭痛に関するよくある質問

Q.群発頭痛は何科を受診すればよいですか?
A.頭痛を専門的に診る脳神経外科や脳神経内科、頭痛外来が一般的です。ミライエ脳神経クリニックは稲沢市のクリニックでは希少なMRIを備えており、脳神経外科専門医が診察を行うため、頭痛に対して専門的な診療が提供可能です。頭痛の頻度・痛みの強さ・伴う症状をメモしてからご来院いただくと、診察がスムーズに進みます。
Q.片頭痛と群発頭痛はどう違うのですか?
A.片頭痛は数時間から数日続く拍動性の頭痛で、吐き気や光・音への過敏を伴います。一方、群発頭痛は片側の目の奥に生じる非常に強烈な痛みが15分〜3時間続き、充血・流涙・鼻閉といった自律神経症状を伴います。痛みのために横になれず、歩き回らずにいられないほどの苦しさが特徴で、発作の強さは群発頭痛のほうがはるかに強いとされています。
Q.群発頭痛は完治しますか?
A.完全に消失する方もいれば、数年おきに群発期が繰り返される方もおり、経過は個人差があります。治療によって発作の頻度や持続期間を抑えることは十分に可能ですので、諦めずに治療を続けることが重要です。自己判断で服薬をやめてしまうと悪化につながる場合もあるため、当院で継続的に状態を確認しながら治療を進めましょう。
Q.群発頭痛に市販の鎮痛薬は効きますか?
A.残念ながら、市販の鎮痛薬は群発頭痛の発作に対して十分な効果を発揮しにくいとされています。発作を速やかに止めるには酸素吸入やトリプタン系薬剤の注射・点鼻薬が有効であり、これらは医療機関での処方・処置が必要です。市販薬で対処しようとすると、薬の量が増えるばかりで発作が治まらないという状況に陥ることもあります。激しい頭痛が繰り返している場合は、早めにご受診ください。

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