腰痛は日本人の多くが経験する症状で、加齢・生活習慣・姿勢のくせなどが積み重なることで引き起こされます。多くは命に関わらないものの、放置すると慢性化し、将来の歩行障害・寝たきりにつながることもある疾患です。ミライエ脳神経クリニックでは、脊椎専門医がMRIを活用した正確な診断と適切な治療を行っています。
当院の腰痛における特徴
豊富な手術経験を持つ脊椎専門医が診断します
院長は、1000〜2000件以上の脊椎手術(頚椎症・腰椎症・外傷・圧迫骨折など)の執刀経験を持つ脊椎専門医です。「手術が必要かどうか」「どの程度の病態なのか」を正確に判断できる専門性を持つ医師が、一人ひとりの症状・画像・生活背景を総合的に評価します。
他院で「手術が必要」と言われた方のセカンドオピニオンにも対応しています。「本当に手術が必要か」「手術以外の選択肢はないか」についても、専門的な立場からご説明します。
MRIによる精密な画像診断を行います
腰痛の正確な診断にはレントゲンだけでは不十分で、MRIが必須です。椎間板の状態・神経の圧迫具合・骨折の有無などは、MRIで初めて詳細に評価できます。当院では院内でMRI検査が可能であり、受診当日に画像と症状を合わせた専門的な診断を行えます。
手術が必要な場合は連携先病院へ確実にご紹介します
当院では手術を実施していませんが、手術適応と判断した場合は、連携先の医療機関へご紹介します。
腰痛の主な原因と疾患
腰部脊柱管狭窄症
加齢による椎間板の変性や靭帯の肥厚などで神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで症状が起こります。高齢の方に多く、腰痛に加えて両足の痛み・しびれが特徴的です。「少し歩くと足が痛くなり、休むと楽になる(間欠性跛行)」という症状が典型的です。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板の内部組織が飛び出して神経を圧迫することで、腰痛に加えて片側のお尻や足に強い痛み・しびれが出ます。若い方から高齢者まで幅広い年代に見られます。
その他の腰椎疾患
腰椎分離症・すべり症(スポーツや加齢で骨がずれる)、腰椎側弯症(背骨が横に曲がる)、変形性腰椎症(加齢による骨の変形で慢性的な腰痛)なども診療対象です。
なぜ腰の病気で足の症状が出るのか
腰の中には「馬尾神経」と呼ばれる神経の束があり、お尻から足先までの運動と感覚を支配しています。この神経が圧迫されることで、お尻や足の痛み・しびれが出現します。足の症状があっても、原因は足ではなく「腰」にある場合が多いのです。坐骨神経痛はその代表例です。
危険な腰痛のサイン
以下の症状がある腰痛は、神経や内臓に重篤な問題が隠れている可能性があり、速やかな受診が必要です。
下肢(足)のしびれ・脱力・麻痺を伴う腰痛、排尿・排便障害を伴う腰痛(馬尾症候群の可能性)、安静にしても改善しない激しい腰痛、夜間に増悪する腰痛(がんの転移など)、発熱を伴う腰痛(化膿性脊椎炎など)は特に注意が必要です。
なお、足の痛みやしびれが「血流障害(下肢閉塞性動脈硬化症)」から来ている場合もあります。当院ではMRIによる下肢血流評価も必要に応じて行います。
腰痛の治療方法
急性腰痛(ぎっくり腰)は、適切な安静と薬物療法(鎮痛薬・筋弛緩剤)で多くの場合回復が可能です。完全な安静よりも、痛みの範囲内で日常生活を続けることが回復を早めます。
慢性腰痛は薬のみでの改善が難しく、習慣的に体を動かすことと精神的ストレスの軽減が重要です。当院では薬物療法に加え、慢性腰痛に対する生活指導・姿勢指導を行います。なお、現時点では当院にリハビリテーション室は設けておりませんが、必要に応じて適切な施設へご紹介します。
手術適応(生活に大きく影響する痛み・麻痺があり、手術が効果的と判断される場合)には、連携先の病院へご紹介します。
腰痛の予防と生活習慣
急性腰痛の予防には、腰に負担をかけない動作(前かがみでの作業を減らす、重いものを持つときは膝を曲げて腰を落とすなど)が重要です。
慢性腰痛の予防・改善には、定期的なウォーキングや水中ウォーキングなどの低負荷の有酸素運動、体幹を鍛えるストレッチ・運動、長時間の同一姿勢を避けること、適切な体重管理が有効です。
「腰が痛いから動かない」という考え方は慢性腰痛を悪化させることが多く、適度に体を動かし続けることが回復への近道です。
よくある質問
- ぎっくり腰になりました。
すぐに受診すべきですか? - 強い痛みで動けない場合や足のしびれがある場合は受診をおすすめします。多くのぎっくり腰は安静と薬で回復しますが、脊椎圧迫骨折との区別が必要な場合もあるため、痛みが強い・高齢の方は一度受診することをおすすめします。
- レントゲンを撮ってもらいましたが
「異常なし」と言われました。MRIは必要ですか? - レントゲンでは骨の形状は評価できますが、椎間板や神経の状態は評価できません。足のしびれ・脱力感・痛みが続く場合は、MRI検査が必要な可能性があります。当院でご相談ください。
- 腰痛で他院に通っていますが、
セカンドオピニオンは受けられますか? - はい、受け入れています。「手術が必要と言われたが本当か」「治療の方針を見直したい」というご要望にも対応します。これまでの画像データや診断書をお持ちの場合はご持参ください。
- どんな運動が腰痛の予防・改善に
効果的ですか? - ウォーキング・水中ウォーキングなどの低負荷の有酸素運動が基本です。腰を反らせる・強いツイストを伴うような激しい動作は急性期には避けてください。具体的な運動方法については診察時にご相談ください。
- 腰痛の手術は
当院で受けられますか? - 当院では手術を実施していません。手術が必要と判断される場合は、連携先の医療機関へご紹介します。術後の経過観察・内科的管理は当院で継続して行います。