「もの忘れが増えた…」それ、本当に年齢のせいでしょうか?
「最近忘れっぽい」
「顔はわかるけど名前が出てこない」
「物を置いた場所を忘れてしまう」
年齢を重ねると、このような変化は誰にでも増えてきます。
しかし、その中には認知症の初期サインが隠れていることがあります。
認知症は特別な病気ではなく誰にでも関係する病気です。
だからこそ、早めに気づくことがとても大切です。
現在、日本では65歳以上の約3人に1人が認知症またはその前段階であるMCI(軽度認知障害)といわれています。
人数にすると1000万人以上とも推定されており、高齢化とともに今後さらに増加すると考えられています。
認知症は進行すると、患者さんご自身では病気の自覚が難しくなっていきます。
ご家族から物忘れを指摘されても、ご本人には自覚がないため、すれ違いやトラブルになることもしばしばです。
認知症は早期に発見し、可能な限り予防することが大切になるのです。
認知症の重要な初期サイン
・同じ話を何度もする
・物を置いた場所を忘れる
・日付や予定がわからなくなる
・意欲が低下する
このあたりの症状が当てはまる場合、認知症の初期症状の可能性があります。
さらにもう一つ、ポイントを挙げると、
「家族が違和感を感じる」
もともと性格や記憶力には個人差があります。
しかし、ご本人さんのことを最も知っているのはご家族です。
ご家族からみてご本人さんの様子に違和感がある場合、認知症の重要なサインになることがあります。
認知症は「もの忘れ」だけの病気ではありません
認知症では脳の機能が低下することで、
・判断力の低下
・意欲低下
・手足の動きや歩行機能の低下
進行すると、歩行困難や寝たきりにつながる場合もあります。
認知症は単なる「もの忘れ」ではなく脳神経全体の機能が低下していく病気ともいえるのです。
MRI検査でわかること
認知症の原因としては、
- アルツハイマー型認知症
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
などが知られています。
まずはMRI検査で脳萎縮、脳梗塞、正常圧水頭症などの異常がないか確認することが大切です。
また、診断には、
- 長谷川式認知症スケール
- MMSE
と呼ばれる認知機能検査も行い、総合的に評価していきます。
認知症予防で大切なこと
現在、認知症を完全に治す治療法はまだ確立されていません。
しかし、早期発見によって進行を緩やかにしたり、生活習慣を見直したりすることで、予防や進行抑制につながる可能性があります。
治療は飲み薬が基本になりますが、近年では新しい注射薬も登場しています。
一方で、日常生活も非常に重要です。
筋肉を維持するために体を動かし続けることが大切なように、脳も使い続けることが鍵だと考えられています。
- 適度な運動
- 人との会話
- 家族とのコミュニケーション
- 本を読む、脳トレをする
- 趣味や社会参加
こうした脳に刺激を与える日々の積み重ねが、認知症予防につながるとされています。
誰もが、いつまでも健康で、自分らしく過ごしたいと願っています。
ミライエ脳神経クリニックは、認知症の早期発見・予防に取り組み、稲沢市の健康寿命を守る努力を続けていきます。